転職後3ヶ月で「もう辞めたい」と思った話|転職ブルーを乗り越えた私の記録

転職後に「失敗したかも」と後悔した経験を時系列で記録。入社1ヶ月目の期待外れ、2ヶ月目の本音、87日目の転換点まで、転職ブルーを乗り越えるまでの全記録。

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転職が決まったとき、正直かなり浮かれていました。

やっと抜け出せる。新しい職場では頑張れる。あの頃の私は、もう全部うまくいく気がしていたんです。

でも入社から2週間ほど経ったある月曜日の朝、電車の中で急にこんな気持ちが湧いてきました。

「あ、これ失敗したかもしれない」

転職先が決まるまでの苦労、面接を重ねた日々、内定承諾書に署名したときの安堵感——全部一瞬で消えて、ただただ重い体を引きずって会社に向かっていました。

この記事は、そのときの私が記録した「転職ブルー日記」です。

87日後に転換点が来るとは、このときは想像すらしていませんでした。


疲れた表情で窓の外を見つめる女性


転職ブルーって何?私の場合はこんな症状だった

「転職ブルー」という言葉、ご存知ですか?

転職後に「失敗したかも」「前の会社の方がよかった」「もう辞めたい」という感情が押し寄せてくる状態のことです。転職を成功させた人にさえ起きる、ある意味で普通の反応なんですけど——これ、意外と誰も教えてくれないんですよね。

私の場合、症状は以下のような感じでした。

精神面

  • 朝、会社に行くのが憂鬱になる(前の会社でもあったのに、なぜかより強くなった)
  • 「前の会社なら〜できたのに」と比較する癖が出る
  • 休日に仕事のことを考えてしまう
  • 「また転職したい」という気持ちが頭をよぎる

行動面

  • 職場で自分から話しかけられない
  • ミスを過度に気にして、夜も引きずる
  • 転職サイトを何となく見てしまう(まだ入社して1ヶ月なのに)

身体面

  • なぜか前より疲れる(緊張の連続なんですよね)
  • 食欲が落ちる時期があった
  • 眠りが浅くなった

「“でも転職ブルーって誰にでも起きるの?“って思った人、次のセクションで答えます」

実は転職経験者の3人に1人程度がこうした症状を経験するといわれています。転職ブルーは、頑張って転職した人にこそ起きやすいという側面があります。期待が大きかった分、落差を感じやすいんですよね。

転職活動中・転職後のメンタルケアの記事にも、この心理的な波についてもう少し詳しく書いています。


入社1ヶ月目 — 期待と現実のギャップ

入社2日目の月曜朝にすでに「あれ?」と思った

入社初日はまだよかったんです。緊張はしていたけど、ちゃんと「ここで頑張ろう」という気持ちがありました。

問題は入社2日目の月曜朝でした。

研修が終わって実際の業務に入り始めたとき、じわじわと「思ってたのと違う」という感覚が出てきたんです。

私が感じたギャップ:

  1. 仕事の進め方が独特すぎた
    面接では「風通しのいい職場」と聞いていたけど、実際はかなりの縦社会。誰に何を相談していいのかが全然わからない。

  2. 業務の細かいルールが把握しきれない
    転職前の職場の常識が通用しなくて、当たり前のようにやっていた手順が全部違う。「え、これそういうやり方するんですか」の連続。

  3. チームの雰囲気が思ったよりクール
    活気があると聞いていたけど、みんな忙しくて話しかけるタイミングがわからない。「職場に馴染めない」というより「馴染む余裕がない」感じ。

職場に馴染めない悩みの具体的な対処法の記事、もし同じ状況なら読んでみてください。私がこのとき知りたかったことをまとめています。

「期待外れ」は自分の解像度が低かっただけかもしれない

(ここを書くのに40分悩んだ)

1ヶ月目を振り返ると、「期待外れだった」というより「自分が面接段階でちゃんと確認できていなかった」部分が大きかったんですよね。

転職活動中にもっと質問しておけばよかったと思うこと、いくつかあります。

  • 1日のスケジュールはどんな感じか
  • チーム内のコミュニケーションはどう行われているか
  • 入社後1〜3ヶ月はどんな業務から入るか

これ、転職後に後悔しないための入社前準備という記事に詳しく書いているので、今まさに転職活動中の方はぜひ参考にしてみてください。


2ヶ月目 — 「また転職しようかな」と本気で思い始めた

3週間後の金曜夜、転職サイトを開いていた

入社から3週間が経ったある金曜夜、私はスマホで転職サイトを開いていました。

「ちょっと見るだけ」「情報収集のつもり」——そう思っていたけど、本当は「また転職したい」気持ちがあったと思います。

正直、前の会社(事務職)が恋しくなった瞬間がありました。

あの職場、業務の幅は狭かったし、やりたいことができなかった。だから転職したのに。でも「知っている環境」への安心感って、ものすごく強いんですよ。人間って変化に弱いのかなと、しみじみ思いました。

2ヶ月目の一番しんどかったこと

私の場合、2ヶ月目が一番きつかったです。

最初の1ヶ月は「まだ慣れていないだけ」と思えたけど、2ヶ月目になっても「あれ、なんか違う」という感覚が消えなくて。

「このまま慣れなかったら?」

この問いが、頭の中をぐるぐるしていました。

転職1年後の正直な振り返りを書いたときに2ヶ月目の自分を思い出したんですけど、あの時期が一番「転職したことを後悔していた」時期だったと思います。今だから笑えるけど。

「また転職すべきかどうか」の判断軸

転職ブルーと本当のミスマッチを見分けるのは難しいです。でも私がそのとき使っていた判断軸がこれです。

転職ブルーの可能性が高い本当のミスマッチの可能性が高い
慣れていないことが不安の原因価値観・倫理観がズレている
「あと少し様子を見ようかな」と思える体調に異変が出ている
ポジティブな面も見えているポジティブな面が全く見えない
1〜2ヶ月目の出来事3ヶ月以上続いている

2ヶ月目の私はこれを見て「転職ブルーかもしれない」と思えたので、もう少し待つことにしました。


3ヶ月目(正確には87日目)— 転換点

87日目くらい。正確には覚えていないけど

転換点は87日目くらいに来ました。正確には覚えていないんですけど、ちょうどGWが終わった頃だった気がします。

GW中はずっとモヤモヤしていて、連休明けに「また会社行くの嫌だな」と思っていたんです。

それなのに、なぜ転換点が来たのか。


ノートパソコンで作業する穏やかな様子の人


「初めて褒められた日」が転換点だった

GW明けの最初の週、担当したプロジェクトの資料を上司が「これ、わかりやすかったよ」と言ってくれました。

たった一言。でも、それが全然違いました。

私は前の職場で積み上げたWebマーケの知識を使って、少し工夫したんです。「前の職場のやり方をそのまま持ち込むのは失礼かな」と思って、これまで自分のスタイルを控えめにしていた部分がありました。でも思い切ってやってみたら、評価された。

「あ、私、ここで貢献できるじゃないか」

この感覚が、全部を変えました。

3ヶ月目に起きた変化

87日目を境に、ゆっくりと変わっていきました。

  • 会社に行くのが「義務」から「まあいいか」に変わった
  • 同僚と少しずつ雑談できるようになってきた
  • 転職サイトを見なくなった
  • 休日に仕事のことを考えても、「来週これやってみよう」という前向きな感じになった

これ、劇的な変化じゃないんですけど。でも振り返ると確実に変わっていたんですよね。


転職ブルーを乗り越えた5つのこと

87日間で私がやってよかったことを、正直に書きます。

1. 「3ヶ月間は判断しない」と自分に約束した

入社してすぐに「もう辞めたい」と思ったとき、自分との約束を作りました。

「3ヶ月は判断しない。3ヶ月経ってもダメだったら、そのとき考える」

この約束が、転職サイトを開いたとき「でも3ヶ月経っていない」と踏みとどまる理由になりました。

感情が激しく動いているときの判断は、後悔しやすいです。冷却期間を自分に与えることで、焦りが少し和らぎました。

2. 「前の職場との比較」をやめた

転職ブルーのとき、無意識に前の職場と新しい職場を比較してしまっていました。

「前の職場ではこうだった」「あそこはよかった」——でもそれ、辞めるだけの理由があったんですよね。

比較するなら、前の職場の「嫌だったこと」も一緒に思い出す。それをセットにしてから、ようやくフラットに見られるようになりました。

3. 転職理由を紙に書き出した

「なぜ転職したのか」を改めて書き出しました。

あの頃の私は何に苦しんでいたのか。何を変えたくて動いたのか。書いているうちに、「あ、そうだ。これを変えたくて来たんだった」と思い出せました。

転職先に来た理由は、まだ「達成」できていないだけであって、「間違い」じゃなかったんです。

4. 小さな成功体験を意識的に作った

日常業務で「これはうまくいった」という小さな出来事を、意識的にメモするようにしました。

大きな成果じゃなくていい。「今日は先輩に質問できた」「このタスクが期限内に終わった」くらいでいい。

自分がちゃんと前に進んでいる証拠を目に見える形で残すことで、「何もできていない」という焦りが少し和らぎました。

5. 「慣れるのに時間がかかる」を許可した

これが一番大事だったかもしれません。

私は割とせっかちで、「3週間もあれば慣れるはず」と思っていたんです。でも、職場の人間関係や仕事の進め方に本当に慣れるには、3〜6ヶ月かかるのが普通らしい。

「まだ2ヶ月なのに慣れていない」ではなく、「2ヶ月でここまで慣れた」に言い換えると、少し楽になりました。

30代の転職戦略の記事でも書いていますが、30代の転職は特に「即戦力でなければ」というプレッシャーがかかりやすいです。でも慣れる時間は誰にでも必要。


CTA

転職ブルーの真っ只中にいるとき、一番助けになったのは「一人で抱えないこと」でした。

私の場合は転職エージェントに状況を話したら、「それは転職ブルーですよ、よくあります」と言ってもらえて、ちょっと楽になりました。

【○○○】 のエージェントは、転職前後の相談にも乗ってくれます。「もう転職しようか迷っている」という段階でも、話を聞いてくれるので活用してみてください。

どのエージェントを選べばいいか迷っている方は、転職エージェント選び方ガイドを参考にしてみてください。私が実際に使った経験をもとに、正直に比較しています。


よくある質問

Q: 転職ブルーはどのくらいで終わりますか?

A: 人によって違いますが、私の経験では3ヶ月前後で転換点が来ることが多いです。ただ、1ヶ月で落ち着く人もいれば、半年かかる人もいます。「終わりがある」と知っておくだけで、だいぶ気持ちが楽になりますよ。焦らないでください。

Q: 転職後に「失敗した」と感じたら、また転職すべきですか?

A: 少なくとも3ヶ月は様子を見ることをおすすめします。転職後1〜2ヶ月の「失敗した感」は、転職ブルーである可能性が高いです。ただし、体調に異変が出ている、明らかな違法行為がある、価値観が根本的にズレているといった場合はこの限りではありません。焦って再転職すると、また同じ状況になるリスクもあります。

Q: 入社直後なのに辞めたいと思うのは甘えですか?

A: 全然甘えじゃないです。転職って、思っている以上に体力と精神力を使うんですよ。新しい環境への適応ストレスは、科学的にも証明されています。「辞めたい」と思う感情は自然なもの。それをどう扱うかが大事なので、まずは感情を責めないでください。

Q: 転職ブルーを上司や同僚に相談してもいいですか?

A: これは慎重に、が私の答えです。入社したばかりの段階で「辞めたい」「失敗した」という話をするのは、評価に影響するリスクがあります。職場の外——転職エージェント、信頼できる友人、前職の同僚など——に話す方が安全です。転職活動中・転職後のメンタルケアも参考にしてみてください。

Q: 転職後すぐ辞めたら次の転職活動に影響しますか?

A: 正直に言うと、影響はゼロではないです。特に「半年未満での退職」が続くと、面接官から「またすぐ辞めるんじゃないか」と思われやすくなります。ただ、明確な理由(体調・ハラスメント等)があって、それを誠実に説明できれば理解してもらえることも多いです。転職活動のスケジュール感も参考に、焦らず判断してください。


【2026年4月追記】GW明けの転職ブルーに悩む人へ

GWは転職ブルーが悪化しやすいタイミングです。長い連休で一度仕事から離れると、「また月曜から行くの?」という憂鬱感が倍増することがある。もしGW明けに「もう本当にだめだ」という気持ちになっているなら、それは転職ブルーの典型的なパターンです。

まず転職のベストタイミングの記事も読んでみてください。「今すぐ動くべきか待つべきか」の判断材料になります。GW明けは転職を決断しやすい時期でもあるので、焦った判断をしないためにも一度立ち止まってみてください。大丈夫、なんとかなります。


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