転職の書類選考で38社落ちた話。原因に気づいた日、全部変わった
書類選考38社落選。なぜ落ちるか分からず途方に暮れた私が、転職エージェントの一言で全ての間違いに気づき、4社で面接に進んだ実体験と改善ポイントを公開。
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「お見送りになりました」
このメールが届くたびに、スマホを伏せてため息をついていた。
2回目の転職活動を始めたのは2025年11月、30歳の冬のことでした。事務職3年目で「マーケティング職に転職したい」と決めて、いざ応募を始めた。
最初の3社落ちた時は「まあそんなもんか」と思えた。でも10社、20社と積み重なるにつれて、だんだんとおかしくなってきた。
1社につき平均4〜5時間かけて書類を作っていた。 志望動機は何度も書き直して、職務経歴書は企業ごとにカスタマイズして。それでも結果は変わらない。
38社目に「お見送り」のメールが来た夜は、さすがに泣きそうになりました。(正確に言うと38社38通のお見送りメール。1社ずつカウントしてた自分が少し怖い)
「私、書類選考すら通れない人間なのかな…」
そんなことを思いながら、この先の話を書きます。
何がいけなかったのか、全然分からなかった
一番しんどかったのは、なぜ落ちているのかが全く分からなかったこと。
「書類選考では理由を教えてもらえない」って知ってはいたけど、それがこんなに辛いとは思わなかった。フィードバックがないから、改善のしようがない。
自分なりに考えた落選の原因リスト:
- 職歴が短いから?(当時社会人4年目)
- 未経験職種を狙っているから?
- 応募数が足りないから?
- 書き方が悪いから?
「とにかく数を増やせばいつかは通る」と思って応募数を増やした。でも落ちる数が増えるだけだった。
ちょっと話逸れるけど、あの時期の自分は完全に「根拠なき努力」をしていたんだと思う。問題の原因が分からないまま、同じことを繰り返し続けていた。プログラミングは全然詳しくないけど、エラーログを見ずにひたすらコードを書き直してるようなものだったんじゃないかと、今なら分かる。
当時、在職中の転職活動だったのでタイムリミットもある。焦れば焦るほど、空回りしていた。
転職エージェントの一言で、全部ひっくり返された
38社落ちた後、初めて転職エージェントを使ってみることにした。
「今さらエージェント?」と思う人もいると思うけど、これが転換点になりました。
エージェントに登録した翌日、担当者との面談が設定された。自己紹介、転職の経緯を話して、最後に「今使っている書類を見ていただけますか?」とお願いした。
担当者が書類を読むこと約3分。
返ってきた言葉が、これでした。
「たまきさんの書類、何がしたいのか全く伝わらないです」
——正直、頭が真っ白になりました。
「えっ、でも志望動機にちゃんと書いたんですけど? マーケティング職に転職したいって」
「うーん、それは書いてあるんですけど… “なぜマーケティングなのか”が全然ないんですよね。あと”事務職での経験がどう活きるのか”も。採用担当者が読んで”この人採ったら何してくれるの?“がイメージできない書類になっています」
あの瞬間のことは今でもはっきり覚えています。(書いてたらコーヒー冷めてきた)
私が4〜5時間かけて作っていたのは、**「自分の職歴の年表」**だった。“いつ、どこで、何をしたか”は書けていた。でも採用担当者が本当に知りたい「だから何?この人に何ができる?」が、一切書かれていなかった。
38社落ちた理由、全部これだったんだと思います。
書類選考を突破するために変えた3つのこと
エージェントのフィードバックを受けて、職務経歴書と履歴書を根本から書き直しました。変えたのは3つのポイントです。
変えたこと① 「何をしたか」→「どんな成果が出たか」に書き換える
Before: 「伝票入力、電話対応、来客対応を担当していました」
After: 「月1,400件の伝票処理を誤入力ゼロで維持。電話応対の月次データ集計を整備し、対応漏れを前年比で18%削減」
数字と成果を入れるだけで、全然違う話になる。事務職って「数字に表れない仕事」と思いがちだけど、探せば出てくる。処理件数、改善の前後比較、エラー率…。
「でも私の仕事に数字なんてない」という人、エージェントに手伝ってもらうのがおすすめです。客観的な目で見てもらうと「これ数字化できますよ」と気づいてもらえることが多い。
変えたこと② 「転職の軸」を1行で言えるようにする
担当者に言われた「何がしたいか分からない」を解決するために、まず転職の軸を整理し直した。
私の転職の軸(改訂版): 「事務職で培った”データ管理・調整力”を活かして、マーケティングの効果測定・分析業務に携わりたい」
これが決まったら、職務経歴書も志望動機も全部このストーリーに沿って書けるようになった。軸がないと書類が散漫になる。これ、38社落ちてやっと気づいたこと。
変えたこと③ 自己PRを「汎用版」から「職種別」に変える
同じ自己PRを全社に使いまわしていた(これも大問題だった)。
自己PRの書き方で学んだのは、「分析職向け」「企画職向け」「広報向け」で、強調するエピソードを変えること。軸となる内容は同じでも、切り取り方で印象が全然違う。
書き直した結果
改善後の最初の8社の結果:4社から面接の連絡が来た。
通過率50%。改善前は38社で0通過でしたから、劇的な変化でした。
「ここまで変わるの?」と自分でも驚きました。38社落ちていた私が、4〜5通の応募で複数社の面接に進めるようになった。
これ、意外と誰も教えてくれないんですけど、書類選考は”文章力”よりも”伝え方の設計”が重要なんだと思います。きれいな日本語じゃなくていい。「この人を採ったら何ができるか」が読み手に伝わる設計になっていること、それだけ。
結局、書類選考って何を見てるの?
書類選考を通過するようになってから分かったこと。採用担当者が見ているのは、大きく3つです。
① スペックマッチ(足切りライン)
経験年数、資格、業界経験など。ここをクリアしていないと読んでもらえない。でも逆に言えば、ここをクリアしていれば「あとは書類の質の問題」ということでもある。
② 「なぜこの会社?」の説得力
同じ業界の競合ではなく「なぜここか」が書かれているか。入社前企業調査で会社のnoteや採用ページを読んで、「使っている言葉」を意識的に拾うと書きやすくなる。
③ 「採った後のイメージ」が湧くか
この人が入社したら、どんな仕事をするの?どんな問題を解決してくれるの?——この「採用後のイメージ」を採用担当者の頭に描かせられる書類が通る。38社落ちていた私は、③が完全に抜けていた。
よくある質問
Q: 書類選考に落ちすぎて自信がなくなった。どうしたらいい?
A: 私も同じ状態を経験しました。まず「量より質の改善」にシフトすることが大切です。転職エージェントに書類を見せてプロのフィードバックをもらうのが最も効果的。落ちる原因が分からないまま数を増やしても、遠回りになるだけです。
Q: 職務経歴書で未経験職種を狙う場合、どう書けばいいの?
A: 「前職の経験 × 狙う職種で活きるポイント」を明示するのがコツです。事務職からマーケティングなら「データ管理・数値分析の経験」を前面に。職務経歴書の詳しい書き方も参考にしてください。本文では触れませんでしたが、「前職で得たスキルを明示」するより「狙うポジションで求められるスキルを自分が持つと証明」する方向性の方が刺さります。
Q: 書類を書き直したら、どのくらいで通るようになった?
A: 私の場合、改善後の最初の8社で4社通過(通過率50%)でした。改善前は38社で0通過だったので劇的な変化です。ただし「すぐ通る」とは限らないので、書いたら一度エージェントに見せることをおすすめします。
Q: 書類選考で重視されるのは履歴書と職務経歴書のどっち?
A: 圧倒的に職務経歴書です。AIで職務経歴書を作成する方法も参考になりますが、AI任せにせず自分の言葉で書き直すことが大事。採用担当者には「この人が書いた文章か」が伝わります。
Q: 転職サイトだけで応募するより転職エージェントを使った方がいい?
A: 書類選考段階では絶対にエージェント併用をおすすめします。書類添削・企業の選考基準のヒアリングができるのはエージェントだけ。おすすめエージェントの比較も参考にしてみてください。
追記(2026年4月)
この記事を公開してから「私も同じ経験があります」という声を複数いただきました。書類選考って、本当に孤独な戦いなんですよね。落ちた理由も教えてもらえないし、改善できてるのかも分からないし。
一つ補足するなら、書類選考の通過率は本来30〜50%が目安だとエージェントから聞きました(職種・年齢・経験によって変わります)。5社以上連続で落ちているなら、書類の内容に問題があると考えていい。
GW明けから転職活動を本格的に始める人も多いと思うので、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。「書類が通らない」と悩んでいるなら、一人で抱え込まずにエージェントに相談してみてください。私みたいに38社落ちてから気づくより、ずっと早いはずだから。
大丈夫、なんとかなります。
たまき|転職2回経験者(事務職→マーケティング職)