5月病で転職活動を始めて後悔した話|GW明けの衝動で動く前に読んでほしい
GW明けの5月病で感情任せに転職活動を始めて、入社2ヶ月で後悔した失敗談。17社エントリーして1社内定→すぐ後悔の実体験から「正解ルート」を解説。
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「もう無理。この会社、辞める」
5月7日の月曜日の朝9時、会社のトイレの個室の中で、私は静かにスマホを握りしめてました。
GW中に実家に帰って、ご飯を食べて、ゆっくり寝て、久しぶりに「人間らしい生活」を取り戻した。それがかえって裏目に出たんです。会社に戻った瞬間、「あ、これは無理だ」という感覚が、これまでより鮮明に来た。
(書いてたら手が止まった。あの記憶、まだちょっと痛い)
あの日から私は5月病で転職活動を始めて、結果として「焦りが生んだ転職」をやってしまいました。内定は出た。でも入社2ヶ月で「失敗した」とはっきり分かった。
GW明けに「転職したい」という気持ちが高まっているあなたへ、私の失敗をそのまま書きます。
何が悪かったのか:「感情が先、理由は後付け」の危なさ
あの頃の私の転職活動を振り返ると、順序がまったく逆でした。
「辞めたい」という感情が先にあって、転職活動を始めて、「転職する理由」は動き始めてから考えた。これが最初の、そして最大の失敗でした。
失敗1:自己分析なしにエントリーを始めた
5月7日の夜、家に帰って最初にやったのがリクナビNEXTとdodaのアカウント作成でした。「とにかく動かなきゃ」という焦りだけで、気づいたら17社にエントリーしてた。
でも「何がしたいか」は全然考えていなかった。「今の会社じゃない場所」というネガティブな基準だけで会社を選んでいた。
その後書類選考が通ったのは3社。面接を受けたら2社は落ちて、1社から内定が出た。内定が出たのが嬉しくて、「ここにします」と即答した。今思えば、比較対象もなく飛びついただけです。
転職の軸を決める方法って、面倒くさそうで、でも本当に大事なんです。あの時の私は「軸」なんて考えもしなかった。
失敗2:エージェントを使わずに一人で動いた
なぜかあのとき、エージェントを使うことへの抵抗があった。「まだ転職するか決めてないし」「営業されそう」という理由で、求人サイトだけで動いた。
でも求人サイトだけだと、「出ている求人しか見えない」んですよ。転職エージェントは非公開求人を持っているし、面接対策もしてくれる。一人で動いた私は、面接でどんなことを聞かれるか全然準備できていなかった。
「なぜ転職するのですか?」という質問に、上手く答えられなかったのを覚えています。「もっと成長したくて…」みたいな、ふわっとした回答になってしまって。
エージェントの活用術を読んでいたら、少なくとも面接準備はできたはずです。
失敗3:「内定が出た」だけで飛びついた
内定が出た会社に入社して、2ヶ月後に確信した。「あ、ここも違った」と。
業務内容は前職と大きく変わらなかった。環境が変わっただけ。「転職した」という達成感はあったけど、「なんのために転職したんだっけ」という根本的な問いに答えられなかった。
向こうの会社も、採用して早々に「なんか違う人を採ってしまったかも」と思っていたと思います。3ヶ月の試用期間後、お互いに「合わなかった」という空気になった。
これ、意外と誰も教えてくれないんですけど、「内定が出た」というのは「その会社で活躍できる」ということとは別なんです。
正解ルート:5月病転職で「やっておけばよかったこと」
あの時に戻れるなら、こうします。
まず2週間、「転職しない」と決める
GW明けの5月病感覚、私は「辞めたいという気持ちが本物の証拠だ」と思っていた。でも今から考えると、あれは**「GW明けの落差」**でしかなかった。
人間は長い休みの後、必ずダウンする。これ、心理学的にも説明できる話で、「5月病」って要するに休暇前後の環境落差が引き起こす一時的な気分の落ち込みなんです。
転職のタイミングを見極める方法でも書かれていますが、転職は「今すぐやらないと損」というものじゃない。2週間だけ「転職しない」と決めて、GW明けの感情が落ち着くのを待つ。それでも「辞めたい」なら本物、というくらいのゆとりがあればよかった。
「転職の軸」を先に言語化する
2週間後、それでも転職したい気持ちが続いていたら、そこで初めて動く。
でも一番最初にやることは求人サイトへの登録じゃなく、「何のために転職するのか」の言語化です。
- 今の職場の何が嫌なのか?(雰囲気?仕事内容?給与?人間関係?)
- 転職して何を変えたいのか?(同じものを変えたいだけで環境が変わっても意味ない)
- 3年後にどういう仕事をしていたいか?
この3つを書き出すだけで、「転職する必要があるのか」「何を基準に会社を選ぶか」が全然変わります。あの時の私はこの作業を全部スキップした。
エージェントに「まず相談だけ」してみる
転職を決める前に、まずエージェントに話を聞いてもらう。これ、「まだ転職するか決めてません」で全然OKです。
エージェントは「転職した人にしかお金が入らない」ビジネスモデルだから「急かされるのでは」と思いがちだけど、ちゃんとしたエージェントは焦らせてこない。「今の状況を整理したい」「市場価値を知りたい」という段階から相談できます。
私が「あのとき使えばよかった」と思うエージェントの選び方は転職エージェントおすすめ比較にまとめています。
“いや、エージェントに相談する前に自己PRどうすればいいの?“と思った人、自己PRの書き方例文集も参考にしてみてください。
5月病の衝動、まず「話す」だけでもしてみませんか
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無料でキャリア相談してみる →「5月病転職」が危ない本当の理由
ここまで読んでくれた人に正直に言うと、5月病転職が危ない最大の理由は「転職後にまた5月病になる」ことなんです。
環境を変えても、自分の「軸」が固まっていないと、次の職場でも同じ気持ちになります。私がそうだった。
2社目に入社した5月(これも5月です、因果だなと思う)、また「もう無理かも」という気持ちになった。今度は1社目ほどじゃなかったけど、「また同じことをやってるのか」という自己嫌悪は確実にあった。
転職活動がメンタルに与える影響は小さくない。焦って動くと、その消耗が2倍になります。
5月病と「本当の転職サイン」の見分け方
これ、私が2回の転職でやっと分かったことです。
| 5月病の「辞めたい」 | 本当の転職サイン |
|---|---|
| GW明けの2週間以内に強くなった | 3ヶ月以上、週に数回感じる |
| 休日は比較的気持ちが楽 | 休日も「月曜が来る」と思うと憂鬱 |
| 同僚と話すと少し楽になる | 会社のことを考えると体に症状が出る |
| 原因が「この会社」ではなく「働くこと全般」 | 「この会社の○○が嫌」と具体的に言える |
右側に当てはまる項目が多いなら、GW明けに転職活動を始めるのは全然アリです。GW中に転職活動を始めた話も読んでみてください。
でも左側が多いなら、まず2週間待って。衝動が落ち着いてからでも遅くないです。
教訓:「感情が先、理由は後付け」は絶対にやめる
あの転職の失敗から私が学んだこと、シンプルにまとめるとこれです。
転職は「何かから逃げる」ためにやると、逃げ先でも同じことが起きる。
「今の職場が嫌だ」という理由だけで動くと、次の職場でも別の「嫌なこと」が見つかる。人間はそういう生き物だし、どんな職場にも嫌なことはある。
だから転職の動機は「今の会社からの逃避」ではなく、「こんな仕事・環境に行きたい」というポジティブな方向性であるほうがいい。逃げの転職がダメなわけじゃないけど、「逃げながらも、どこへ向かうか」を持っていないと迷子になる。
ちょっと話が逸れるけど、私が2回目の転職(これは成功した転職です)と1回目の転職で一番違ったのは、「転職の軸が言語化できていたかどうか」でした。2回目はちゃんと「Webマーケティングで、データを使って成果を出す仕事がしたい」という軸を持って動いた。だから会社を選ぶ基準が明確だったし、面接でも軸に沿った話ができた。
あれが正解だったんだ、と今は思っています。
よくある質問
Q: GW明けに「辞めたい」と強く感じたら、すぐ転職活動を始めるべきですか?
A: 2週間待ってみることをおすすめします。GW明けの「辞めたい」は5月病的な一時的落ち込みの可能性があります。2週間後も同じ気持ちが続くなら本物のサイン。その段階で転職エージェントに相談するのが、焦りによる失敗を防ぐ最初の一歩です。
Q: 5月病の時期にエージェントに登録しても意味ありますか?
A: 登録するだけなら全然OK。「転職するかどうか迷っています」という段階でも相談を受けてくれます。エージェントへの登録自体は「転職を決意した」ことにはなりません。むしろ、早い段階で客観的なキャリアアドバイスをもらっておくと、「本当に転職すべきか」の判断が正確になります。
Q: 「転職の軸」ってどうやって決めればいいですか?
A: 「過去にやりがいを感じた仕事の場面を5つ書き出す」→「その共通点を見つける」というシンプルな方法が私には一番効きました。「給与が高い」「残業が少ない」はあくまで条件であって、軸ではない。「どんな仕事内容でどんな成果を出したいか」を言語化するのが軸です。転職の軸を決めるQ&Aで具体的な質問リストを紹介しています。
Q: 5月病での転職、失敗するとどうなりますか?
A: 私の場合は入社2ヶ月で「ここも違った」とわかり、約1年で再転職することになりました。短期間での転職が職歴に残ることのほか、「また失敗するかもしれない」という不安から次の転職活動に踏み出しにくくなるのが一番のダメージでした。転職の回数が増えることより、「なんのために転職したか分からなくなる」感覚が一番つらかったです。
Q: 今の会社がブラック企業だと思うのですが、5月病でも辞めた方がいいですか?
A: ブラック企業の場合は話が別です。体調に症状が出ている、パワハラがある、明らかな法令違反がある場合は、「5月病だから」と判断を先送りする必要はありません。「辞めたい理由が会社の問題なのか、自分の状態の問題なのか」を切り分けることが大切です。明らかに会社の問題だと判断できるなら、すぐ動く方がいい。
追記(2026/05/01)
GW明け初日の今日、各転職エージェントに「5月の相談件数が急増している」という話が出ています。5月病的な衝動で動く人が多い一方で、「GW中にちゃんと自己分析して、準備ができた上で動く」人との差は大きい。焦らなくていい。でも、焦りの中でも「なぜ転職したいか」だけは言語化してから動いてほしいと思います。あの頃の自分に届いてほしい。